暑さが和らいできて朝晩冷え込むようになってくると、もうすぐ紅葉が始まります。
紅葉を見て「きれいだなあ・・・」「心が落ち着くなあ・・・」
と思う方も多いでしょう。
私は20代、30代の頃には気にもとめていませんでしたが、
年齢を重ねるごとに紅葉が気になるようになりました。
今年も紅葉が始まったら出かけてみようかと思っている方に
「紅葉狩り(もみじがり)」の素晴らしさについてお話します。
実はこの「紅葉狩り」には人の心と体に対する健康効果があるのです。
ここでは次の4点についてお話します。
- 紅葉狩りとは
- 紅葉狩りの効果
- 紅葉が見られるスポット
- 雑学 モミジとカエデの違い
こちらを読んでいただくと、紅葉狩りが待ち遠しくなるかもしれませんよ。
是非最後まで読んで、紅葉狩りの計画を立ててみてください。
「紅葉狩り」とは?
山や野の木々が赤や黄色に変化した紅葉を見ることを「紅葉狩り(もみじがり)」といいます。
「狩り」とはもともとは獣を捕まえることを意味する言葉ですね。
紅葉を見ることをなぜ「紅葉狩り」というのかしら?
これには諸説あるのですが、
狩りを行わない平安時代の貴族が紅葉を鑑賞する際に、「狩りに行く」と洒落で言ったことが由来だという説があります。
他にも、以前は木や草花を手で折って取ったため、果物をとることを「ぶどう狩り」「リンゴ狩り」というのと同じように「紅葉狩り」というようになったとも伝えられています。
おもしろいですね♪
平安時代の貴族って紅葉の葉を手に持っているのが似合いそう。。。
紅葉の5つの効果
1.視覚効果
紅葉した葉の赤い色が人にもたらす心理的効果は、気持ちを高めポジティブな気分にしたり、やる気を起こさせたりします。
また、紅葉の美しい景色を見て感動することで脳に刺激を与え活性化させます。
2.ストレス軽減
紅葉のきれいな景色を見て、澄んだ空気を吸い込み、自然の木々や鳥の声を聞きましょう。
ストレスがスーッと消えていくような、穏やかな気持ちになりませんか。
自然の風景を見ることはストレスを軽減する簡単な方法ですね。
3.精神の安定
外に出て日光を浴びることで「セロトニン」の分泌が高まります。
脳内の神経伝達物質である「セロトニン」は幸せホルモンともいわれ、
気分や感情を安定させる働きがあり、うつの予防や睡眠障害の改善に効果があります。
4.筋力向上
舗装されていない道を歩いたり、アップダウンのある山道を歩くことで、
脚の筋力をつけることができます。
また、きれいな景色を見ながら歩いていると思った以上に長い距離を歩いているものです。
長時間歩くことで心肺機能を向上させる効果もあります。
5.生活習慣病の改善
紅葉を見ながらのウォーキングは有酸素運動ですので、生活習慣病の予防になります。
歩くことで脂肪燃焼効果が高まりますので、ダイエットしている方にはうれしいですね。。
有酸素運動は集中力や記憶力などを向上させる効果もあるそうです。
美しい景色を見ながら歩くという「紅葉狩り」はたくさんの良い効果がありますね。
紅葉が見られる3つのスポット
関東近辺の紅葉の人気スポットをあげてみました!
お出かけの際の参考にしてください。
高尾山(11月中旬~12月上旬)
都心から電車で約50分の所にあり東京近辺にお住いの方ですと、
お出かけするには便利なところですね。
山頂のもみじ台や薬王院周辺、ケーブルカーからも紅葉をみることができます。
高尾山では毎年11月に「もみじ祭り」が開催され、土日にはイベントが行われています。
2020年はまだ案内が出てないようですが、チェックしてみてくださいね!
日光いろは坂(10月中旬~11月上旬)
都心から車で2.5時間の栃木県日光市。
日光市街から中禅寺湖、奥日光を結ぶくねくねとしたカーブの続く道路です。
紅葉の時期には渋滞になるそうですが、それだけ紅葉の見ごたえがあるということなのでしょう。
標高差があるため長い期間紅葉が楽しめるスポットです。
また、近くに鬼怒川温泉もあるので宿泊してゆっくするのもいいですね♪
週末の宿、あります!
今週の宿予約
伊香保温泉(10月中旬~11月上旬)
群馬県で人気の紅葉の名所です。
伊香保温泉の湯元にある河鹿橋付近の紅葉が美しく、
紅葉の時期には約1ヵ月間ライトアップされます。
こちらも坂を上りながら紅葉を楽しめるところです。
駐車場の場所はチェックした方がよさそうです。
詳しくは渋川伊香保温泉観光協会のホームページをご覧になってください。
モミジとカエデの違い
ここで紅葉を楽しむための雑学をお伝えします。
紅葉を代表する「紅葉(モミジ)」と「楓(カエデ)」の違いを知っていますか?
植物の分類上ではどちらもカエデ科カエデ属ですが、
園芸や森林関係の業界では区別されていて、
葉の切れ込みの違いで分けられています。
カエデ ↑
モミジ ↓
葉の切れ込みが浅い方が「カエデ」、
葉の切れ込みが深い方が「モミジ」と呼ばれています。
このようにカエデの中で区別して呼んでいるのは日本人だけらしいのです。
日本人の繊細さが現れているように思います。
まとめ
紅葉狩りには様々な効果があることがわかりました。
なかなか自然があるところまで出かけられない方もいらっしゃるかもしれません。
そういう場合は近くの公園の木々を眺めてみても良いでしょう。
紅葉の時期は毎日変化するのが早くて驚きますよ!
紅葉を楽しんでストレスを解消しましょう♪
コメント