【田舎暮らし歴20年】主婦から見た地方移住のメリットデメリット

地方移住

地方に移住したいなぁ

田舎暮らしにあこがれる

自然豊かな地方で暮らしたい

と考えている方が最近増えているようですね。
コロナ感染拡大の影響もあり、リモートワークなどで自宅で仕事をして、通勤しなくてもよい環境に変わってきていることも考えられます。

 

自宅で仕事ができるのであれば、空気のきれいな自然に囲まれたところで過ごしたらどうだろうか?と考えるのは当然かもしれませんね。

そこで広島県から長野県へ引っ越して20年の主婦が体験した田舎暮らしのメリットとデメリットをお伝えします。
(「広島も田舎ですけど?!」と思ったかもしれませんが、今はもっと田舎に暮らしています。)

地方移住する前にこちらを読んで参考にしてみてくださいね。

ちなみに私の暮らしている長野県情報が多くなりますのでご了承ください。

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田舎暮らしの10個のメリット

大自然に囲まれている

鳥の鳴き声で目を覚まし、窓を開けると緑が見えます。
近くの公園にウォーキングに出かけ、林の中を歩いて森林浴!
牧場も近いのでヤギの姿を近くで見ることもできます。
気持ちがすっきりして、ストレスは解消されますよ。

家賃が安い

私が住んでいる地域では家賃は1LDKで約6万円です。
新幹線の駅から徒歩10分と便利なところでこの家賃ですから安いでしょう。
駅から離れると同じ家賃で広いところに住めますので家族で暮らせます。
土地も安いので戸建て住宅も建てやすいですね。

渋滞が少ない

道路が渋滞してノロノロとしか車が動かないという時は、交通事故か道路工事の時ぐらいです。
たまに高齢者の方の軽トラックがゆっくり走っていて、車が連なることはありますね。

食べ物がおいしい

とれたての野菜が直売所で売られています。
野菜・果物はとても安くて新鮮です!

のびのびと子育て

子育てには恵まれた環境です。
保育園に入るのに待機するという話はこの辺りでは聞いたことがありません。
園庭、校庭も広く、校舎も次々と新しく建て替えられています。

お金がかからない

服や日用品で高価なものを買うことがなくなりました。
そもそもおしゃれして出かけるような場所が少ないというのがありますね。
公立の学校は制服がないところも多く、制服代がかかりません。

夏は過ごしやすい

夏は湿度が低く、カラッとしているので気温が高くてもベタベタした暑さはありません。
信州の夏は過ごしやすいので、夏にエアコンをつけるのは8月に2~3週間ほどですね。
夜には気温が下がるので寝苦しいことはほとんどありません。
ただ、軽井沢は湿度が高いので要注意です。
クローゼットの服がカビだらけになってしまったという話も聞きますので、特別な地域と思った方がいいでしょう。

野菜がもらえる

野菜を作っている家が多く、近所の人、友人、同僚が野菜を自宅や会社に持ってきてくれます。
作り過ぎて余っているようですね。
すごく助かります。ありがたい!!

空気がきれい・星空がきれい

新幹線で駅に着いたとき空気が澄んでいると感じます。
全体的に外灯が少なく、背の高い建物もありませんので、星空は素晴らしくきれいです。

日帰り温泉が多い

車で30分以内で行ける日帰り温泉施設が5か所以上あり、いろいろな温泉が楽しめます♪
温泉好きの方には長野県はいいですよ。
日帰り温泉施設が多いので、家のお風呂に入らず、毎日通っているという人もいますね。
施設によって地域住民の割引などもあるので行きやすいです。

田舎暮らしの10個デメリット

冬がとーーーっても寒い!

引っ越した当初は想像以上に気温が低く、真冬はマイナス10℃になることもあり、なかなか慣れませんでした。
雪が多いときは雪かきが大変です。
大きな道路は自治体で除雪してもらえますが、その道路に出るまでは自分たちでかかないといけませんから。
1時間ほどしていると、手が震えますし、体力もっていかれます・・・。
豪雪地帯に移住しようとしている方はお気をつけください。

ゴミの分別が細かい

ゴミの分別は地域によって違いますが、私が住んでいる地域は11種類に分けて出します。
缶はアルミ、スチールに分け、ビンも透明、茶、その他に色分けなど。
ゴミは指定の袋に入れて、名前を書いて朝の決まった時間に出します。
これは、引っ越してこられた方は結構大変みたいですね。
「本当にそうやって出しているの?」と確認されたことが度々あります。

車は必需品

運転免許はもっておいた方がいいの?

当然です!これが一番大事です。
とにかくどこに行くにも車ですから、車は1人1台持っているうちが多いです。
我が家は移住した当初は1台しかありませんでした。
3歳の子供と主人と家族3人で暮らしていたのですが、どちらかが使う予定があれば、もう一人を送迎するようになり、子供が寝る時間に主人を駅まで迎えに行くなど大変でした。
バスは1時間に1本あるかどうかなので不便でほぼ使ったことがないです。
なので、車の維持費の税金、保険、車検代などは負担になりますね。。

店が少ない

買い物をするところも遊ぶところも少なく、夜は早く閉まります。
出かけると度々知っている人に出会いますね。

教育レベルは高くない?

地域差がありますので、難関大学を目指すのであれば遠い学校に通うこともあります。

虫が多い

自然の中で暮らしてますので、ベランダに家の中に見かけることはよくあります。
昆虫好きの子供にはうれしいでしょう!

人付き合い

やはり地元の人が多いので近所、親戚付き合いは蜜です。
地元の人付き合いは距離が大切ですね。

行事が多い

町内会行事が多く、役員になるとかなりの時間を消耗します。
順番に回ってくるため7~8年に1回は役員をやるようになります。
こういうのが好きな方はコミュニケーションが取れて、その土地の人と仲良くできるのでよいですね。

医療機関が少ない

市内では医療機関は総合病院とクリニックが一通りあります。
最近クリニックが増えてきましたが、特殊な治療や最新治療には遠くの病院まで行く必要があるかもしれません。

冬の光熱費が高い

冬は気温がかなり低いため暖房代がかかります。
真冬は暖房を切ると冷えすぎるので留守中でも暖房をつけたままです。
ちなみに我が家の冬の光熱費は、戸建てで電気代約12,000円、灯油代約18,000円ですね。
夏は電気代約7,000円、灯油代は5,000円ほどですので、冬は家計がきつい!!


田舎に暮らした率直な感想

大自然に囲まれウィンタースポーツや登山ができるとても良い環境だと思います。
スキー場キやャンプ場も近いのでアウトドアが好きな方には良いのではないでしょうか。
芸術などの趣味に没頭したい方、DIYが好きな方にも周りを気にせずできるのでいいですよ。

東信地区は軽井沢にも近くアウトレットのショッピングセンターもあるので便利です。
軽井沢は東京から新幹線で約1時間ですので、関東方面から大勢の方が来られています。
私の住んでいるところも軽井沢からは近いのですが、混雑を避けるため出かけるときは平日に行くようにしています。

田舎といっても地方の中核都市のような地域もあれば、限界集落というような田舎もありますね。
どういう暮らしが自分たちにあっているのかを考え、その地域をよく調べてからて移住することをおすすめします。
正直、知り合いがいるとかUターンとかでなければ限界集落で暮らすのは大変でしょう。
都会から移住するのであれば、一度地方の中核都市で暮らしてみて、様子が分かった上で希望の地域に引っ越すなどした方が失敗がなくてよさそうです。

引っ越した当初は「買い物をする店が少なくて物足りないなあ」と思っていましたが、少しずつ店も増え、自分が年齢を重ねてくると住みやすいところだと思い始めました。
ストレスも軽減されるので自然が近くにあってよかったと心から思います。

田舎に暮らしてみようかと考えているようでしたら、ぜひお勧めします♪

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