地方移住に興味はあるけど、知らない土地は不安だなあ。
地方の方が自然に親しむことができて、子育てするには良さそう。
地方移住に興味があるけれど、暮らしてみると想像していたのと違うということがありそうで、
ちょっと考えますね。
確かにその土地に住んでみないとわからないことはたくさんあります。
ただ、子育てするには自然に囲まれた地方はオススメです。
自然に親しむと子供の感受性が豊かになりますし都会では出会えなかった発見もあります。
これから子育てをする世代の方は自然のある田舎に移住してみてはいかがでしょうか。
私は長野県に暮らして20年経ちましたが、最近改めて自然のありがたみを感じています。
特に、子育てするにはとても良い環境だと思います。
振り返ってみると保育園入園前に引っ越したのはベストタイミングだったのではと。
ここでは長野県暮らしの経験から、子育てについて地方移住するメリット、デメリットを子供の年齢別に挙げててみました。
移住に興味のある方はぜひ最後まで読んでみてください。
0歳~2歳
子どもが小さいと何かと手がかかりますね。
子育てを楽しむことができるといいのですが、第一子の子育てはその余裕もないほど大変な時もあります。
私は、両方の実家から遠いところに暮らしていたので、実家が近ければよかったなと何度も思いました。
親に頼ることができる人は実家の近くに住むことをおすすめします。
地方に実家がある方はUターンを考えてみても良いかと。
同居は無理!という人も実家と行き来できる車で30分ほどの距離に住むと良いかなと個人的に思いますね。
未就園児には幼稚園や保育園が主催する教室があります。
また、自治体によっては児童館で月に1~2回行っている教室があります。
子育て相談、情報交換、交流の場ですので、積極的に参加すると友達もでき楽しいです。
自治体ののホームページなどに詳しく書かれています。
地方では車は必需品です。
夫婦で1台ずつ持っているという家庭が多いですね。
公園や買い物、子育て教室に行くときも必要です。
車の維持費はなにかとかかりますが、それ以上のメリットはありますね。
3歳~5歳(幼稚園・保育園)
この時期に移住される方は多いのではないでしょうか。
子どもの入学前に住む場所を決めたり、家を建てたり。
子どもは大きくなり活発になってきますし、子供の物も増えてきます。
入学前に学習机を購入されたりすると部屋が狭く感じるかもしれませんね。
引越しで子どもは仲のいいお友達と別れることがあるかもしれませんが、まだ小さいうちは
引っ越した先ですぐ友達をつくることができますので心配はいらないと思いますよ。
幼稚園や保育園の設備は充実しているほうではないでしょうか。
私が驚いたのは公立の保育園にプールがあることです。
園庭も広く、自然に親しみながら伸び伸びと育てることができます。
6歳~12歳(小学生)
自然の中で遊び、最も自然を感じる世代なのかと思います。
外で遊ぶことが多く体力もつき、空気の澄んだところで元気に育ってくれます。
高学年になると行動範囲が広がりますが、治安がいいので安心感はあります。
小学校や中学校は最近次々と建て替えられていますので、設備は整ってきているようです。
小学校の横に市の児童館があり、親が迎えにいくまで無料で預かってもらえるので助かります。
お祭りなどの年間行事を通して地域の人と交流する機会が1年に4〜5回あります。
伝統行事を教えてもらったり、子供と一緒に親も交流を深めることができます。
この頃に移住をするとなると子供が引っ越すのを嫌がってくるかもしれません。
友達も増えていますし、別れるのもつらく、新たな土地に行くのも勇気のいることです。
親同士のコミュニティも出来上がっていたりすると、離れづらくなりますね。
関東と比べると店やサービスの充実度は劣ります。
特別なスポーツ施設やサービスは地方にないことを理解しておく必要があります。
13歳~15歳(中学生)
この頃になると高校受験が気になり、塾へ行く子供も多くなるでしょう。
学習塾は意外と多くあります。
全国にあるような有名学習塾もありますが、個人の塾も多くあります。
私立中学がありますが、私立中学を受験するのはクラスに2〜3人です。
難関大学を目指して寮生活をしています。
公立では部活動は盛んで全員何かに所属しています。
小学校・中学校はPTAの行事も多く、部活動を通して親子での活動も多くなります。
部活動で試合に行く場合は、親が当番で車を出すこともあります。
16歳~18歳(高校生)
高校も部活動は盛んです。
遊びに行くところが少ないので、部活か勉強しないと暇です。
文化祭はとても賑やかで地域の人も大勢訪れています。
入り口ではレタスが3個100円で売られていて驚きました!
公立の高校では制服がないところが多く、派手な服装でなければ何でも良いのです。
制服代がかからず家計は助かり、子どもたちも自由でいいかと思います。
高校の数が少ない地域ですと、通学距離が長くなります。
長野県ではバイク通学をしている生徒もいます。
寒い冬、交通の不便なところですと、大変ですね。
電車通学している学生は大勢います。
18歳~(専門学校・大学・就職)
県内に専門学校や大学はありますが、全体数が少なく通学できる範囲は限られています。
一人暮らしをする方が多くなるので経済面では負担がかかります。
関東方面へ進学する場合は、北信・東信地域は新幹線で東京まで1時間~2時間あれば行けるので便利です。
更に詳しく長野県の暮らしを知りたい方は、こちらもご覧になってください。
まとめ
田舎に暮らすと関東と比べると、不便さは想像以上かもしれません。
急に田舎に引っ越すよりも、買い物や交通がある程度便利な県庁所在地か2番目ぐらいの市に住んでみるのも良いかと思います。
長野県でいえば、長野市か松本市ですね。
新幹線で東京まで通勤している方も多いようです。
特に東信(上田市、佐久市、軽井沢)地域ですと、新幹線1本で東京駅まで行くことができて便利です。
新幹線代はかかりますが、家賃はそれほど高くありませんし、自治体によっては新幹線通勤の人には補助があるところも。
地方創生の移住支援金については別のページに書いてありますのでぜひお読みください。
田舎に住むと村八分にされるとか聞くと不安があるかもしれませんが、私の周りではそういうことを聞いたことがありません。
むしろわからないことは聞くと親切に教えてくれますし、子連れだと地域に馴染みやすいでしょう。
ご主人は地元出身で奥さんは県外の人という方はよく聞きます。
ご実家を引き払って3世代で移住する方たちもいらっしゃいます。
人生いろいろですね。
繰り返しになりますが、自然に囲まれたところで子育てをするにはとてもよい環境だと思います。
自治体の相談窓口やお試し移住などを利用して探してみるとよいと思います。
家族で幸せに暮らせる場所が見つかるといいですね。
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